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みんなのきょうの料理レシピ

スペシャル ピーチメルバ

19世紀後半、フランス料理の基礎を築いたことで知られる偉大なシェフ、オーギュスト・エスコフィエが、ソプラノ歌手ネリー・メルバに敬意を表して作ったと言われる「ピーチメルバ」をアレンジ。桃のコンポート、カスタードクリーム、アイスクリームに金平糖。ノスタルジックだけれども新しい、極上の桃スイーツです!

スペシャル ピーチメルバ

写真: みんなのきょうの料理

材料

(つくりやすい分量)

【桃のコンポート】
・桃 6コ
・白ワイン 500ml
・水 500ml
・グラニュー糖 260g
・はちみつ 45ml
・レモン汁 適量
【桃の皮のセッシェ】
・桃の皮 適量
【カスタードクリーム】
・卵黄 50g
・グラニュー糖 20g
・バニラペースト 適量
*バニラビーンズやバニラエッセンスでもよい
・牛乳 150ml
・グラニュー糖 12g
・薄力粉 15g
・発酵バター 9g
【ジュレ】
・桃のコンポートのシロップ 100ml
・ゼラチン 2g
・バニラアイスクリーム (市販) 適量
・生クリーム (ホイップする) 適宜
・金平糖 適量

つくり方

桃のコンポート
1

桃の皮を湯剥きして、半割にする。皮は乾かして飾りにするので、捨てない。(堅めの実質の桃は、そのまま包丁で皮をむいてもよい)

2

鍋に白ワイン、水、グラニュー糖、はちみつ、レモン汁を入れて、煮溶かす。

3

カットした桃を加え、弱火で10~20分間ほど煮る。火を止めて冷ましてから保存容器などに入れ、冷蔵庫に1日以上置いて味を染み込ませる。

! ポイント

余熱でも火が入るので、竹串を刺してみて、まだ少し堅い状態で火を止める。

桃の皮のセッシェ
4

桃のコンポートのシロップで、桃の皮をサッと煮て引き上げる。70℃のオーブンに入れ、パリパリになるまで乾燥させる。(3時間ほどが目安。少し高めの温度に設定し、オーブンの扉を一度開けて温度を下げ、余熱で乾燥させてもよい)

カスタードクリーム
5

ボウルに卵黄を入れて泡立て器で溶き混ぜ、グラニュー糖(20g)を加え白っぽくなるまで混ぜる。バニラペーストを加えて混ぜ、さらにふるった薄力粉を加え、サックリと混ぜる。

6

鍋に牛乳、グラニュー糖(12g)を入れ、中火にかけ煮立たせる。

7

65に加えて混ぜる。漉しながら鍋に戻し入れて強火にかけ、泡立て器で混ぜながら煮る。

8

とろみがついて重たくなったあと、次第に軽くなる。そこから1分間ほど混ぜ続ける。

9

なめらかに流れ落ちる堅さになったら火から下ろし、発酵バターを加えて混ぜる。

10

ラップを敷いたバットに流し入れ、さらにラップをピッタリとかぶせて覆う。粗熱を取って冷蔵庫で冷やす。

ジュレ
11

桃のコンポートシロップの1/4量にゼラチンを加えて溶かし、全体を混ぜる。

12

粗熱をとってから容器に入れ、冷やし固める。

仕上げ
13

皿の中央部にカスタードクリームを絞る。桃のコンポート(半割1コ)を種のくぼみを上にしてのせ、周囲にスプーンなどで崩したジュレを散らす。コンポートの上に砕いた金平糖をふりかけ、バニラアイスクリームをのせる。さらに金平糖を散らし、好みで生クリームを絞り、桃の皮のセッシェをのせる。

全体備考

このレシピは、福島県桑折町(こおりまち)主催「旧伊達郡役所140周年記念イベント 鎧塚俊彦さんライブキッチン スイーツ物語・夏!」(2023/7/30)のために制作したものです。桃は福島県桑折町産の「あかつき」を使用しました。

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みんなのきょうの料理レシピ
2023/07/04

このレシピをつくった人

鎧塚 俊彦

鎧塚 俊彦さん

東京・六本木と京橋にあるフランス菓子店のオーナーパティシエ。スイス、オーストリア、フランス、ベルギーで洋菓子の研鑽を積み、ベルギーでは日本人初の三ツ星レストランのシェフ・パティシエに就任。帰国後は、オーダーを受けてから客の目の前で仕上げる「ライブデザート」で、スイーツ界に新風を吹き込む。農業への取り組みや、地方の活性化にも尽力している。

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